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たのしい循環生活

「私たちの食」を高校生と考える

 今年も、城東高校Jプラスの講師として授業を行っています。「循環型農業を通じて、自分たちの暮らしを考える」がテーマ。半期全10回の短い期間ですが、コミュニティガーデンでの野菜作りをはじめ、コンポストの回収体験、木枠コンポストの切り返し、食を考える講義やワークなどを行っています。

先日の授業では、私たちが普段食べているものがどこからどういう場所を経て食卓に届くかを考えるワークを行いました。対象は、高校生には身近な「ハンバーガー」の材料となる食材。私たちスタッフも、この講義の時間に一緒に考えてみました。

写真はハンバーガーのパティ、特に牛肉を軸に工程を想定したものですが、こんなに工程を踏むのか!と実は私たちも驚いてしまいました。(私たちの思いつく限りで書いたので、これより細かい工程があるかもしれません。)

加工品はどうしても原材料そのものよりも工程が複雑になり、口に入るまでのエネルギー消費が多くなることにあらためて気づかされました。

工程がシンプルで、どこから来たかわかるもの。そして、口に入るまでのエネルギー消費がなるべく小さく持続可能な方法で生産されるもの。そういう野菜をもっと気軽に手に入れられる暮らしを広めたいという思いが私たちの活動の軸になっています。

それを実践するのが、堆肥を使った野菜づくり。もちろん彼らも取り組んでいます。

高校生の日常は、どうしても自分の暮らしと「食」が分断されがちですが、そんな高校生たちが、自分の食べるものに少しでも向き合うようになったら、という思いで授業を進めています。(きむら)

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